口の上手い利口な奴が、あの手この手で人を納得させ、どんどんのし上がる。
口下手な正直者は、損ばかりして、しまいには地に落ちる。でも最後は正直者が認められ成功する。
映画だと、こんなストーリーがよくありますよね。
現実の世界ではどうなんでしょう?
僕はお笑いが好きで、バラエティー番組をよく見るけど、売れる芸人って話が上手いですよね。
ネタが面白くて、コンテストで勝っても売れない芸人さんは多くて
ネタはそこそこだけど、トークが面白い芸人さんの露出が多くなってくるから、お笑いの世界では、口が上手いのが必須項目です。
ビジネスではどうでしょうか?
仮に、日焼け止めを売るとして、お客さんは買う前にその効果を実感できないので、効果がありそうだと思う物を買います。
口が上手い人は、その効果を上手に語れるけど、口下手だと、良さを伝えるのが困難で、売るのが大変になります。
こんな感じで、現実の世界では、口が上手い人の方がトクをすることが多いので
今回は、誰でも簡単に口が上手くなれる方法をお伝えします。
口が下手な人、上手い人の違い

口が下手な人、上手い人にはハッキリとした特徴があります。
■ 下手な人の特徴
・滑舌が悪くて聞き取りにくい
・声が小さくて聞こえにくい
・抑揚がなくて1本調子
・話す内容が整理されていない
・無感情に話す
・自分勝手に話す
・相手の話を聞かない
■ 上手い人の特徴
・滑舌がよくて聞きやすい
・場面に合った適切なボリューム
・会話に抑揚がある
・内容がまとまっている
・言葉に程よい感情がある
・相手のペースに合わせて話す
・聞き上手で質問上手
あなたはどちらが多く当てはまりましたか?
下手な方が多く当てはまった方は要注意しましょう!
あなたにはきっと良い部分がたくさんあるし、今よりもっと認められるべき人なのに、口が下手なばっかりに、それが相手に伝わっていない可能性があります。
これからもっとあなたの良さが人に伝わるように、僕と一緒に勉強しましょう。
「口が上手い」よりも「聞き上手」が強い!

ここまでは口が上手い人の事を肯定するような内容で書きました。
確かに、スラスラと喋って相手を納得させられることに越したことはないです。
でもそれって、今すぐにできることじゃないんです。
滑舌が悪い人は、口周りと舌の運動性を鍛えないといけないし、声が小さい人は発声練習をしないと改善されないし、、やはりそれなりの練習をしないと変化は見込めないんです。
でもいますぐ簡単に、口が上手いと同じくらい、あなたの印象がよくなる方法があります。それは
質問上手になること
それだけで大丈夫。
なぜかというと、人間の脳は「自分に関心が向くと気持ちよくなる」性質を持っているからなんです。
相手にいろいろと質問をすると、相手側の反応は
この人は自分に興味を持っているんだ、自分を認めてくれているんだな!ということは自分の味方に違いない!
とまあこんな感じで、脳の報酬系が活性化して、自然に気持ちよくなるんです。
気持ちよくなった相手は、もちろん私に気を許してくれて、良い関係性になっていきます。
さらに、相手の情報が増えれば増えるほど、コミュニケーションがやりやすくなって、より深いつながりができます。
何気ない質問の中に、こんなにたくさんの効能が隠されているんです。
質問は簡単なものを連発!

質問する時は約束があります。
1、簡単な質問をしてください
例えば、出身、血液型、趣味、好物、など、何気ないことを聞いてください。頑張ってひねり出した、かっこいい質問などは、ここでは不要です。
2、帰ってきた答えに対して、質問を重ねる
Q 出身はどちらですか?
A 青森県です。
Q いつ頃、東京にいらしたんですか?
A 5年前仕事できました。
Q 東京での生活はいかがですか?
このように、相手の答えに対して、さらりと質問を重ねます。このラリーが相手を気持ちよくさせる秘訣です!
相手の答えに対して「そうなんですね!!」とリアクションを大きくすれば、さらに効果絶大です。
自分が口下手でも、この作戦を使えばコミュニケーションは上手くいきますよ。
頑張って喋ろうとして疲れるよりも、相手に喋ってもらって上手くいく方が絶対いいので、ぜひ質問ラリーを実践してくださいね。