私、生まれつき舌が長くて
言葉が上手くしゃべれないんです…
という方がいらっしゃいます。
しばらく話していると、長い舌がもつれてきて
上手く喋れなくなるそうです。
特に、自分が苦手な
「ざた」とか「きゃか」の発音が出てくると
そこからどんどんもつれてしまうそうです。
そんな不安を抱えながらの会話は
けっこうストレスになりますよね。
大事な場面で、舌がもつれないか心配になると
緊張感も高まってしまい、事態が悪化しそうです。
舌が長いと滑舌が悪くなるのか？
結論からお伝えしますと
実は、そんなに大きな影響はないんです。
ギネス記録で
「舌の長さ１０センチ」という
アメリカの男性がいました。
その方はコメディアンで
「トークがとても上手」だそうです。
舌の長さは
日本人の男性平均「７.３cm」
女性平均「７.2cm」だそうですが
たまに、舌が鼻先まで届く人がますよね！
僕も会った事がありまして
舌を得意げにやって見せてくれました。
その人は、至って普通に話してました。
なので
「舌が長い ＝ しゃべりにくい」
ではないんです。
「舌が長いから発音が悪い」は間違いで
滑舌が悪いという「コンプレックス」で
会話が苦手になり、話す機会が減る事で
「舌や口元の運動性がおちる」
これが原因と考えられます。
もし、あなたが「舌が長いからしゃべりにくい」
と思っていましたら
よく噛んでしまう発音を見つけて
それだけをゆっくりハッキリ言う練習
してください！
例えば「手術する」が言いにくい場合は
「じゅつ」だけを
ゆっくりハッキリ10回発音してみましょう。
スマホのボイスメモ で録音して
ハッキリ言えたか確認すると上達が早くなります。
これを根気強く続けると、今まで使っていなかった
「舌の運動性と口周りの筋肉」が育ってきます。
運動性がUPすると、自然に苦手だった発音が
改善されてきますよ。
コンプレックスが少しでも解消されれば
自分からすすんで会話する事も多くなり
沢山しゃべる事で、それがまた
滑舌に良い影響をもたらすので
ぜひやってみてくださいね。
実は「舌が短い」と滑舌に影響する
これは、あまり知られていない事実です。
舌が極端に短い人はごく稀らしいのですが
舌の裏側についているヒダが短い人はけっこういるみたいで
「舌小帯 短縮症」
（ぜつしょうたい たんしゅくしょう）
と呼ばれ、軽い症状が出るそうです。
舌小帯 短縮症は
舌の裏側のヒダが短かかったり
舌の先端に近いところに付いていたりする事
を言うのですが
舌を出した時に、先っぽがくびれたり
ハート形に変形したりする人は
これに当てはまるんです。
以前テレビ番組の企画で
僕が話し方のレッスンを担当させて頂いた
「菊池亜美さん」も、舌小帯短縮症で
手術をした事があるそうです。
舌小帯短縮症の方は
軽度であれば日常生活に問題がないのですが
重度になると
滑舌が悪かったり、早口が極端に苦手だったり
話してると舌が疲れたりするそうです。
心当たりがある方はまず
「歯科医」に相談してみてください。
保険適用で、簡単な手術で治るみたいです。
スクールでは、滑舌が悪い方や、会話が苦手な方が
人前で自信を持って話せるようになるレッスン
を行っております。
話し方がスムーズになると
会話をもっと楽しめるようになりますので
声にお悩みの方は
一度体験レッスンにいらしてくださいね。
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